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ナビア外伝(08)

 ペルシャ出身のShookaとAtousa、拉致されたShookaの両親を探して東に向かって旅を始めた。

 二人はペルシャを出てサマルカンドに到着し、両親を拉致したのは天毒門の一味だとの情報を得た。そこで、二人はサマルカンドの郊外にある天毒門の支部といわれている場所の偵察を試みた。しかし、そこにいる敵は予想以上に強く、二人は急いで逃げ帰るしかなかった。



 途方に暮れた二人はサマルカンドの市内を彷徨い、何かいい方法はないものかと情報を集めようとした。二人は護衛武者に言われた秘伝書店の爺さんを訪ねた。
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「こんにちは」
「なんだね?」
「天毒門と戦いたいのですが、何かいい知恵はないでしょうか?」
「なんと!女二人で天毒門と戦うだと!」
「は、はい・・・」
「バカも休み休み言うものだ。バカバカしい」
「確かに並外れて強い連中でした」
「なんと!あいつらと戦ったのか!」
「はい、直ぐに逃げ帰って来ましたけど」
「生きて帰れただけでもたいしたものだ」
「強い武器と強い装備があればなんとかできるんじゃないかと・・・」
「うむ」
「何でもいいですから教えてください」
「そうか、そこまで言うなら・・・」
「はい、是非」
「ここから南に行くと拉薩というところがある。そこにはラマ教徒がいっぱいいてな、やつらを退治すれば強い武器やら装備を落としてくれるそうじゃ」
「それは素晴らしい情報です。ありがとうございます」
「しかしだな、ラマ教徒は天毒門のやつらより強いぞ。どうするんじゃ?」
「・・・」


(つづく)

by AUelderman | 2010-08-08 03:57 | ナビア外伝